ヴィパッサナー瞑想30日コースに参加してきました その4

ヴィパッサナー瞑想30日コースに参加してきました その4

前回はシーラについてお話しをしました

読んでいない方はこちら

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ヴィパッサナー瞑想30日コースに参加してきました その3

今日はサマーディとパンニャについてお話をします

サマーディとは集中

パンニャとは知恵のことですが

サマーディを高める瞑想法は
アーナパーナ瞑想

パンニャを高める瞑想法を
ヴィパッサナー瞑想といいます

「ヴィパッサナー瞑想が目的なのに

なぜアーナパーナ瞑想をしなければならないの?」

と疑問に思う方もいると思いますが

アーナパーナの瞑想法は

ヴィパッサナー瞑想の大いなる助けとなります

実践法については詳しく
話すことができないので

どう助けとなるかと言われると

少し困ってしまうのですが

ヴィパッサナー瞑想をすると

なぜ嫌悪や渇望から離れることができるのか

はお話しできますので、そのお話をしましょう

苦しみの原因は

嫌悪や渇望だと話しました

では、嫌悪や渇望はなぜ起こるのでしょうか

感覚は、五感から入ってきた情報を

心地よいか、心地悪いか、どちらでもないかを判断し

それによって生まれるのですが

その判断の基準が心の濁りなのです

例えば、誰かが

「君は、ブサイクだね」

と言ったとします

自分に対して執着という心の濁りの多い人は

「こんな素晴らしい私に対して
ブサイクだなんていうんだんて、なんて人だ!」

と怒るかもしれません

しかし、自分に対してあまり執着のない人は

「その人はそう思ったんだ。ふーん」

と気にしないかもしれません

また判断は

過去の条件付けによっても起こります

例えば、大好きだけれど浮気性な父親を持った女性は

本当は浮気が嫌なのに、お父さんのことが大好きだから

「男と言うものは浮気ぐらいして当然だ」
と思うようになるかもしれません

そういった女性が大きくなると
本当に大切にしてくれる男性に出会っても
なぜか物足りなく感じ

父親と同じように浮気性の男性を選んでしまったりします

しかし、心の奥底では本当は嫌なので
そのような男性を選んでもうまくいきません

そうして、私たちは過去の条件付けを通して物事を見ているので

今、目の前に起こっている現実をありのままにみることができません

最近つくづく思う事は

幸せは本当の上にしかないと言うことです

私たちは、心の奥の惨めさに気づきたくないので

お酒で誤魔化したり、 刺激的なゲームをしたり、

見た目の良いアイドルグループに夢中になったりします

そういったときは
ひと時、惨めさが消えるかもしれませんが

みじめさは消えないのです

抜本的は解決には

心の奥底から変えなければいけませんが

それがヴィパッサナー瞑想です

そんな瞑想をインドでしてきました

本当はもっと伝えたいこともたくさんあるのですが

この辺にしておきます

なぜなら、多くの人が

「どうだった?」と聞くけれど

実際に体験してみないことには

全くわからないと思うからです

 

どんなに野球の本を読んでも

野球が上手くならないのと同じです

なので、この辺でやめておきます

今回で
ヴィパッサナー瞑想についての解説は終わりですが

参考になりましたでしょうか

みなさまにとって今日も良い日となりますように

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